アミノ酸の大切さ

アミノ酸が豊富な食べ物

近年、ダイエットや健康ブーム、あるいはスポーツ生理学などの場で注目されている「アミノ酸」ですが、私たち人間にとって、いったいどんな意味をもつ物質なのでしょう。ここでは簡単に「アミノ酸とは何か」という点から「アミノ酸の大切さ」について考えてみたいと思います。
そもそも人間であればもちろんのこと、およそ地球上の全ての生物は、自分の身体を構成する成分としてタンパク質を使っています。多くの生物は自分の細胞でタンパク質を合成し、自分自身を形作っているのです。それはすなわち、私たちの皮膚や筋肉が消費と再生を繰り返すことで構造や機能を保持したり、汗をかいて体温を調整したり、成長ホルモンやインシュリン、あるいは酵素の作用などによって生命活動を維持したり、病気に対して免疫機能を高めて健康でいられたり、その他ありとあらゆる「生命体としての機能」がタンパク質のおかげで可能になっているということなのです。
さてこのタンパク質、実はたくさんの原子が結合してできる「巨大分子」であり、一般に高分子化合物と呼ばれます。タンパク質は多くの種類がありますが、それらを構成しているのが、「アミノ酸」と呼ばれる有機化合物です。タンパク質は通常、アミノ酸がさまざまな種類と数と形状で結合して成り立っています。

つまり総合すると「アミノ酸が集まって結合した高分子化合物がタンパク質」というわけです。
ところで生命体は、さまざまな形状と性質のタンパク質が、多種多様に、しかも機能的に組み合わさることで存在しているわけですから、タンパク質を形成する要素、極論するなら「タンパク質そのもの」でもあるアミノ酸は、さらに突き詰めていくと、「生命体そのもの」であるともいえるでしょう。実際、一部特殊な例外はありますが、タンパク質を構成するアミノ酸は20種類あり、その種類と順番が変化することで数千万種に及ぶタンパク質を形成しています。そしてその種類と順番の「記憶メディア」となっているのがDNAの遺伝子暗号であることからも、アミノ酸が生命体の根源に大きく関わっていることがうかがい知れるといえるでしょう。
生命の素(もと)のひとつであるアミノ酸が、地球上に「いつ頃、どのようにして誕生したか」は、現在でも原始生命の進化における大きな研究課題です。スポーツ飲料などの成分として身近になったアミノ酸ですが、人類にとって大きな意味を持つ大切な存在といえるでしょう。

また、補足になりますがアミノ酸の他に疲労回復に適しているのは疲労回復 カルニチンです。こちらもアミノ酸同様、人類にとって大切な存在ですので、是非チェックしておきましょう。

【参考リンク】
http://www.jst.go.jp/pr/announce/20150924-3/
http://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id214.html